明治から大正にかけて活躍した教育者、農学者、倫理哲学者である新渡戸稲造の論文。初出は「実業之日本」[実業之日本社、1925(大正14)年]。日本と各国の国民性を比較し、詩や故事を引用しながら国家や国と人々の在り方を考える。著者がクリスチャンでもあることから旧約全書にも触れた内容になっている。国を愛すること、国を憂うこと、愛国心を現わすとはどういうことなのか。また、世界を見据えた「国」の在り方を述べている。