明治から大正にかけて活躍した教育者、農学者、倫理哲学者である新渡戸稲造の随筆。初出は「道」[日本協会、1913(大正2)年]。日米で行われた講師の交換から戻ってきた著者が、それぞれの社会を比較している。西洋人には精神的余裕があり、腹を割った話をできるが、日本人ではそうはいかない。日本における形式的養育が日本と西洋との差を助長しているのではないかと述べている。