明治から大正にかけて活躍した教育者、農学者、倫理哲学者である新渡戸稲造の随筆。初出は「をんな」[大日本女学、1905(明治38)年]。知識を得ても、それを応用する読書力を失わないようにしなければならない。政治の問題や生活の問題、人生の解釈といった大切な問題、それぞれに対処する方針を誤らないよう、知識や読書力で人格を高めてほしい、と卒業生に向けられた作品。